FA宣言後、巨人は大山に対して熱烈な勧誘を行っていた。
阿部慎之助監督は大山に「世紀の大FAの先駆者になってほしい」との期待を込めたメッセージを送り、坂本勇人や岡本和真といった巨人のスター選手たちも熱いラブコールを送っていた。
関東出身の大山にとってはホームランの出やすい東京ドームの魅力と、阪神が提示した5年総額20億円を大幅に上回る契約内容は、非常に魅力的であったと言える。しかし結果的に、大山は巨人の提示を断り、阪神に残留する決断をしたのだ。
この選択の裏には、大山の阪神での愛される存在でありたいという強い意志があったのは間違いない。
阪神からの想定を上回る長期契約提示、移籍によるバッシングリスクの回避、阪神ファンからの熱烈な声援。
これらが大山悠輔が阪神に残留を決めた主な理由であと考えられる。
まず、阪神は彼に対して、想定を超えるほどの魅力的な長期契約を提示した。
この契約が大山にとって、優先すべき大きな要素となったことは明らかだ。
また、巨人からの誘いは強力だったが、彼は移籍に伴うバッシングを避けることを選んだ。
関東出身で東京に本拠地を置く巨人には魅力を感じたはずだが、阪神を裏切ったというレッテルを張られるリスクを避けた形だ。
そして最も決定的だったのは、ファンの存在である。
彼は常に自身を応援してくれるファンを大切にしており、11月23日に行われたファン感謝デーの大山コールが心を打った。
ファンの声援は大山にとって、何よりも代えがたい価値を持つものであった。
これら3つの理由が揃ったことで、大山は阪神残留を決断したのである。
FA宣言後、楽天が獲得意思を見せたなどとは一切報道されていないが、実はひそかにサプライズがないかとひそかに期待していたのだ。浅村の時もソフトバンク濃厚と報道されていたが、楽天に来たわけである。
が、そううまくはいかなかったようだ・・・・・
チャンスで打てるバッターがそうしても欲しい・・・
そう願うイーグルスファンは私だけではないだろう・・・・・